銀貨はその名の通り銀で作られている貨幣です。
その美しさから人々に愛され続けていますがはたしてどんな歴史があるのか振り返ってみましょう。

世界からみた銀貨の歴史

ピラミッド
世界規模で銀貨の歴史を振り返ってみますと、
起原は古代エジプト文明にまで遡ります。

古代ギリシャ・ローマ文明のころには金貨に次いで大変高価なものとして扱いをうけており、
素材である銀自体も、装飾品などとして使われていました。

ドルやポンド、リーブルといった通貨単位も、
もともと銀貨につけられた呼称だったと言われています。

ですが、ある日転機が訪れます。

近世で銀が採掘される銀山の新規採掘が加速し、
国内に膨大な銀を保有するフランスや中国といった国々があらわれたのです。

19世紀ごろそうした現状に対してアメリカは、
金銀複本位制度から金本位制度に移行し銀貨は補助貨幣へと格下げされました。

ちなみにその後、金は総量が少ないため拡大していく経済の成長スピードに供給が追い付かないと判断されて、
20世紀初頭には、希少性のある金属を使用する貨幣(本位貨幣制度)は廃止となりました。

日本単位でみる銀貨の歴史

銀細工

飛鳥時代に日本でもっとも古い通貨として、銀貨が発行されました。

かの有名な和同開珎や銅銭よりも先駆けて発行されたといわれており、
無文銀銭と呼ばれていたそうです。

ところが、銀貨は711年ごろにすべて廃止されたと言われています。

その理由として考えられるのが、当時の政府が大陸との取引のために、
銀銭を回収したことや銀の生産量が少なかったことなどがあげられます。

その後、江戸時代で銀銭は姿を変えて復活しており、
”丁銀・豆板銀”といったいわゆる秤量銀貨として当時の人々の間で流通したそうです。

古銭として価値

銀貨の歴史を振り返ってみますと、
採掘量の多さが価値を引き下げてしまったのがよく理解できます。

かといって価値は現在も低いというわけではありません。
ようは付加価値があるのか、ないのかによるのです。

例えば、日本でも明治3年から大正3年まで流通した1円銀貨は、
状態にもよりますが3,000円から100万円の価値があります。

ほかにも明治8年から明治10年まで流通した貿易銀は10万円以上の価値があります(偽物も多いらしいので注意が必要)。

このように値段がつかないということはありませんので、
もしご自宅にあってほったらかしにしているものがあれば、
一度査定し価値を確かめてみることをお勧めします。